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【インタビュー】香川真司「ようやく『遊び心』も入れられるようになった」 (2ページ目) | web Sportiva (スポルティーバ)

【インタビュー】香川真司「ようやく『遊び心』も入れられるようになった」 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • 龍フェルケル●撮影 photo by Ryu Voelkel

――ゴール数も重ねています。

「1年目はワンタッチのゴールや、こぼれ球に反応するものが多くて、自分でつっかけるものが少なかった。でも今はドリブルでつっかけて決められているしさ、うまくファーストタッチなどで自分の良さを生かしながら相手をかわして、遊び心もJ2の時のように入れられている。今、意識しているのはそういうゴールなのだけど、それができているんだ」

――遊び心は香川選手のキーワードだよね。

「余裕があるというのがそういうことなのかと思うし、大事かなと思うな」

――レバークーゼン戦(2月11日)のドリブルから切り返してのゴールは印象的だったね。

「でも、オレ的にはホッフェンハイム戦(1月28日)のゴールのほうが好きなんですけどね(笑)。レバークーゼン戦のゴールはファーストタッチが上手くできて、切り返したあと、シュートに持ってくのが速かったんだよね。そのキレは良かったのかなと思うな。今季、そのホッフェンハイム戦とレバークーゼン戦の2点くらいかな、まあ良かったなと思う得点は」

――動きそのものも、無駄な動きが減っているように見えます。

「全てのシーンをフォローしたり、絡むというわけではないということは意識するんだ。例えばゴール前で時間を作るような走り込み方ができるようになったりしていて、そこは成長しているのかなと思うな」

――今はボールも集まっていて楽しそうだよ。

「今はボールが集まるだろう?。チームの形も良いからボールも回るし、その中で受けられるようにしている。今はみんな自分を見てくれるし、良い攻撃のスイッチになっているかな、と。前半戦にそれはなかったんだからね」

――皮肉なことに、チームの主力であるマリオ・ゲッツェが不在(負傷離脱中)だからこそ上手くいっているようにも見えます。

「彼の個性もあるけどね、チーム全体が今は良い感覚でかみ合ってることは確かかなと思うな。でも、そういうの(味方との関係)って、なんとも言えないだよね」
(続く)

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